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1分図解!画像と動画でわかる、ビジネス・経営・事業の課題と改善策

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貴社はケイパビリティを把握していますか?ケイパビリティを図解で解説します

貴社ではケイパビリティを考えたことはありますか?
ビジネス界においては、優れた技術を有していても、他社との競争に敗れてしまう会社が無数に存在します。
実は、技術力の高い企業が必ずしも他社との競争に勝てるわけではありません。
競争力を得るためには技術力だけではなく、組織的な能力であるケイパビリティを考える必要があります。
さらに、経営戦略を立てる際にもケイパビリティは重要な指針となります。
今回はそんなケイパビリティについて図解していきます!!

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導入 いまさら聞けない!ケイパビリティって一体何?

ケイパビリティとは一体何でしょうか。

ケイパビリティとは、企業が全体として持つ組織的な能力のことです。技術力だけでなく、ビジネスプロセス、経営の効率性等を含めた総合的な能力を指しています。

これだけだとよくわからないので、具体例をあげて説明します。

ケイパビリティの代表的な事例として挙げられるのが、ホンダの二輪車事業のアメリカ進出です。

ホンダは北米のオートバイ事業を席巻し、一大ブームを巻き起こしました。

コンサルタントや学者による分析によると、これはホンダの優れたケイパビリティが巻き起こしたブームであったとされています。

ホンダは自分の二輪車を売るディーラーに対し、サービス管理から営業、店舗レイアウトといったことまで細かく研修していました。ホンダは元々優れたエンジン技術を有していたのですが、それだけに投資するのではなく、出荷から販売に至るまでのビジネスプロセスにも投資をしたのです。

その結果ホンダの二輪車を売るディーラーは大きく売り上げを伸ばすことができ、ホンダのブームに繋がりました。

このホンダの総合的な能力こそケイパビリティです。

同じように企業の強みを捉える言葉として、コアコンピタンスという言葉があります。

コアコンピタンスは様々な製品につながる技術を特定し、戦略的に経営を進めるという考え方です。

ケイパビリティがビジネスプロセス全体であったり組織能力を表すのに対し、コアコンピタンスは企業の中核となる強みを表しています。

先程のホンダの例で考えてみましょう。ホンダは出荷から販売に至るまでのビジネスプロセスを高めていました。これはケイパビリティ・ベース戦略です。

しかし、もしホンダが強みであるエンジン技術にのみ注力して投資していったとしたら、それはコアコンピタンス戦略となります。

また、最近流行っているDXと関連してデジタルケイパビリティという言葉もあります。これはデジタル化を推進する能力を表しています。

これらの言葉はとてもよく使われるのでぜひ押さえておきましょう!!

 

課題 ケイパビリティ・ベースの経営戦略とは?

前章ではケイパビリティの意味等を説明しました。

それでは、実際にケイパビリティ・ベースの競争戦略はどのように打ち立てていければ良いでしょうか。戦略論 1957-1993によると、これには4つの基本原則があります。

1, 「企業戦略を構成する要素は、製品や市場ではなく、ビジネスプロセスである。」

通常、企業戦略を立てる際には外的な要因(製品の市場性や価値)に重点を置きます。
しかし、ケイパビリティベースの戦略を考えるときは内的な要因(組織作りやビジネスプロセス)に着目すべきということです。

2, 主要なビジネスプロセスを、他者に勝る価値を継続的に顧客に提供できるような戦略的ケイパビリティへと変換することが、競争の勝敗を左右する。

組織や人材など、経営資源には限りがあります。顧客に他社より優位性のあるビジネスプロセスを継続的に提供しつづけるためには、瑣末なプロセスに注目するのではなく、基幹プロセスを戦略的なケイパビリティに変換するのがよいということです。

3, SBU(戦略的事業単位)と職能部門を結びつける一方、双方の力をこれまでの限界を超えて引き出すためにインフラに戦略的に投資し、戦略的ケイパビリティを構築する。

部門間が結びついていないと、連携がうまくいかず、ケイパビリティが阻害される場合があります。
企業内の部門間をつなぐITなどに積極的に投資し、各部門の力を最大限に発揮させることが必要です。

4, ケイパビリティは必然的に複数の職能部門にまたがるため、ケイパビリティ戦略を推進するのはCEOの仕事である。

ケイパビリティは複数の部門にまたがる仕事です。
よって、ケイパビリティを発揮するために行う組織を横断しての体制構築はCEOが行うと効率がよいということです。

ケイパビリティの創出のためにはこれら4つの原則を押さえることが大事になってきます。

解決 注目! ダイナミックケイパビリティとは??

現代ではIT化に伴い、環境が急速に変化する社会になってきています。

そこで、時代の変化に合わせてケイパビリティを絶えず柔軟に刷新し続けるダイナミックケイパビリティが着目されています。

ではダイナミックケイパビリティとは一体何でしょうか。

ダイナミックケイパビリティとは日本語に直すとすると「変化対応的な自己変革能力」となります。

すなわち、環境に常に対応し、既存の資産や資源、知識等を再構築しつづけ、他社と比べて競争優位な状況をつくり上げる能力となります。

これだけだとよくわからないので、具体例をあげて説明します。

ダイナミック・ケイパビリティの成功例として挙げられるのがIKEAです。

もともとIKEAは家具を取り扱う店ではなく、雑貨店でした。

しかし、地元の家具店と契約し家具の格安販売を始めると顧客に大受けし、以降家具のみを取り扱うようになります。

同業他社との深刻な価格競争に巻き込まれると、自社で独自のデザイナーを抱え、企画、製造、販売まで全て行うスタイルに転換したり、家具を分解して購入者に組み立ててもらうことで、人件費、輸送費を抑える仕組みを作ったり等、柔軟に経営のスタイルを変えていきました。

このように顧客のニーズや市場環境の変化に対応し続け、柔軟にそのスタイルを変えていったことによりIKEAは大成功をおさめました。

このような自己変革をし続ける能力こそがダイナミックケイパビリティです。

結論 ケイパピリティを創出しよう!!

今回はケイパビリティについて図解しました。

ケイパビリティは顧客に価値を提供するビジネスプロセスに重点をおいた、総合的な能力のことです。

競争戦略による差別化が困難な現代において、ケイパビリティをベースにした戦略は持続的な競争上の優位を獲得する上で非常に重要です。

ケイパビリティは企業の数だけ多様性に富んでいます。他の会社の事例も参考にしつつ、最終的には独自のケイパビリティを創出していくことが大切です。

また、リーマンショック以降、アベノミクスによる急速な円安、株価上昇など、環境の変化が激しい現代ではダイナミック・ケイパビリティが大変重要になってきています。ぜひ押さえておいてくださいね。

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